こんにちは。Rm Antiques店主のRieです。 第三回目は『Weiss ウェイス』 きらきらとときめくピースが多いコスチュームジュエリーカンパニーですね^^ Weissは1942年、当時のコスチュームジュエリーカンパニー最大手であるCoroでデザイン、製造を学んだAlbert Weissによりニューヨークで設立されました。 会社はデザインから自社による工場での製作までを手掛けておりました。 Weissの工場は"Hand-set"、手作業によるラインストーンのセットに特化したもので、その他のライン製造のため、R.I.州やフランス、ドイツなどに提携工場もありました。 50年代60年代には質の良いラインストーンの華やかなコスチュームジュエリーブランドとして大変繁盛します。マーケットのニーズに応えるためHollycraftにデザインを依頼することもありました。 Weissはオーストリアの質の良いクリスタルラインストーンを好み自社のジュエリーに使用しておりました。その輝きを最大限に発揮させるため、ストーンは伝統的な手法で丁寧に爪留めされています。 丁寧な爪留め。ラインストーンの質の良さを最大限に魅せます。 スタイル アートデコスタイル 質の良いゴールド、シルバープレート。 フローラルや昆虫(蝶々)モチーフ 50年代にシグニチャーピースのクリスマスツリーブローチはドイツで製造され、コレクターにも人気です。 weissのクリスマスツリー いろんなカラー展開で見つけることができます この頃オーロラのカラーラインストーンがオーストリアで新しく販売されいち早く取り入れたWeissのジュエリーに多く見られます。 オーロラと同系色のカラーのラインストーンの組み合わせが多く見られます。 また同時期にWeissによって新しき作られたカラー、ブラックダイヤモンドのラインストーン(別名 German Smorky Quartz)のピースは大変人気を博します。コレクターにも大変人気で、このカラーは他のコスチュームジュエリーメーカーにも使用され現在ではスワロフスキーの定番カラーとなっています。 シグニチャーカラーのブラックダイヤ。いまや定番色 60年代になるとホワイトのオパークストーンのオーロラ加工されたラインストーンが作品に多く見られます。 60年代Albert Weissは引退しその息子であるMichel Weissが後を継ぐものの60年代後半にコスチュームジュエリーの需要が減り、1971年にその扉を閉ざします。 Weissのジュエリーは質、デザイン共にBogoffやEisenbergに全く劣らないもののコレクターによってそれ以下の評価がつけられていましたが、そのバリューは年々上昇しています。 Weissの偽物も多く見られます。カラーのくすんだ質の悪いラインストーン、ノリで簡単にセットされたものなどです。ただ、大手のデパートで販売されていたラインに多くのアンサイン、刻印のないピースもあり、見極めが大事です。 刻印 Weiss WEISS Albert Weiss AW co., WEISSCO エナメルのピースも可愛いアンサインピースのweiss ペーパータグにはA Co., タグがないとアンサインweissを判別するのはかなり困難 とにかくきらびやかなピースが多いジュエリーブランドです。 個人的にはオーロラカラーのラインストーンが使われたカラフルなピースがとても素敵だと思います。 イヤリングなどはシンプルなデザインながら色使いが華やかで小ぶりのものはコスチュームジュエリー初心者さんにも扱いやすいお品だと思います。 ...
一番簡単 アクセサリーの半田つけ
by
R i e
- 水曜日, 3月 08, 2017
サイトも方でも半田付けの方法を紹介しておりますがこちらはトーチ(火)を使わない、半田ワイヤーも使わない簡単な方法です。私はこちらのやり方が手軽で良く使います。 それではまず必要なもの。 詳細はサイトの半田付けのページも併せてご覧ください こちら 上からヒートガン 小麦粘土(固定用です。安いもので十分です) 半田で接着したいアイテム(ラインストーンはあらかじめセットしてください) クリーム半田(ペースト状の半田で低温で溶けるもの) 半田作業台(レンガやタイルで代用可能) ヒートガンは2段階で温度調整可能なものを使っています。 必ずお手持ちのペースと半田が解ける温度に対応したものをお使いください。 ↑アマゾンで購入できます それでは始めていきましょう〜 シルバープレートされた台座にセットされたラインストーンを使って寄せ台座を作ります。プレートされた台座はここで紹介するヒートガンを使う方法の方がプレートを痛めません。 右のようにストーンを成形します。左はセットしたばかりの状態 軽く拭いて汚れを落とした台座を小麦粘土を伸ばした上に並べて行きます。 接着するところはきちんと隣接しているか確認してください。 クリーム半田です。爪楊枝ですくい取ります。 接着したいところにのせていきます。 たくさん乗せすぎると奥に流れてしまい面から半田が見えてしまい汚い仕上がりになるのでほんの少しで十分。 ヒートガンをあてていきます。 かなり近いところからあてます。 完全に十分熱するまで低温の場合(2段階調整つできるヒートガン)30秒ほどかかります。気長に当ててください。 クリーム半田が沸騰してきたらさらにあてて、、、 半田の色が灰色からシルバーになったら完成! とても熱いのでしっかり冷ましてから取り外してください。 完成です^^ 簡単ですよね? では次に当店のパーツを使ったネックレスクラスプの作り方。 ミリアムハスケルもよく使う鳥のモチーフがついたクラスプを再現します。 パーツはそれぞれ アメリカヴィンテージ ネックレスクラスプ フック ブラス製 スタンピングパーツハスケルモデル とり 14mm USAブラス真鍮 を使っています。 パーツを小麦粘土で固定します。 クラスプをつける位置にクリーム半田をのせます。 サードハンドを使ってクラスプをきっちり固定しセットします。 間違っても素手でしないように、、火傷します。。 前と同じようにヒートガンで熱して行き、、、 完全に半田が溶けたら完成です。 サードハンドのクリップも熱くなっていますので 冷めるまで放置です。 いかがでしょうか。ずいぶん簡単に半田ができると思います。 この方法は低温で解ける半田を使用することが前提です。 またトーチのように低温ワイヤー半田を使うこともできます。 使い方はトーチをヒートガンに置き換えるだけで 残りの手順はトーチを使う方法と同じです。...