Regency リージェンシー

by - 火曜日, 10月 09, 2018



こんにちは。Rm Antiques店主のRieです。
第7回目は『REGENCY リージェンシー』

歴史


コレクターにも大変人気のあるRegencyではありますがその詳細はほとんどが謎に包まれています。
ニューヨークのRegina Novelty Companyによって立ち上げられたRegencyはその本社を置いていた住所さえ正確にわかっておりません。

ニューヨークの36もしくは37th Street たど言われています。


Polowits一家の経営による会社で1950年代に創立、70年代後半にビジネスを終了しました。
これはジュエリーのスタイルからも時期は正確であると思われます。

その後一家の息子であるMorty Plolwitzはカリフォルニアに移り住みジュエリー販売関係の仕事を続けていたようですが、アメリカの最大手電話会社であるAT&Tでも彼の居場所がわからず、Regencyについてはこれ以上のことは知られておりません。

Regencyのジュエリーは直接卸したニューヨークやシカゴなどの大都市のデパートで販売されていました。


スタイル


Regencyのジュエリーは大変質が良く、デザイン製に富んでいました。
使われたラインストーンの質も良くJapaned と呼ばれるラインストーンが作品によく見られます。
これは石炭が元であるコールタール誘導体を利用しラインストーンなどを加工し
そのルースのオリジナルカラーに暗めの色相を加えたもので色味に深みが加わり大変美しい
仕上がりとなっています。

ルビーカラーに深みが増しています


ラインストーンを多用したRegencyのピースは同じデザインでも使用されてるラインストーンやパールによって価格に変動が見られます。いかに美しい、珍しいストーンが使われているかなどが基準になっているようです。



シグニチャーピース


Regencyのピースといえば様々なパターンの蝶々のモチーフ。
蝶モチーフのジュエリーは他社も良く使う定番ですが、Regencyのものは別格。

美しいラインストーンの色使いで様々なカラーで展開されており、大変人気があります。

カラーバリエーションは非常に多く様々なものがあります。





刻印

ほとんどのピースには『REGENCY』と大文字で刻印が入りますが
ブローチとイヤリングのでミパリュールなどで販売されたものにはブローチのみに刻印が入るものも多くあります。



セットの刻印 ブローチのみに入ります。



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